結成当初の研修記録からは、「女性の地位の向上」に向けたテーマで研修が進められていたことがわかります。

 開催回    講   演   研究発表・実践発表・懇談会等
第1回
昭和39年9月
結成大会
第2回
昭和41年11月
「女子教員の地位に 関して」  今村 武俊
「これからの生活と婦人教育」 塩 ハマ子
意見発表・各支部から・本部から
研究討議
第3回
昭和42年2月
「当年の地方教育行政の問題」 今村 武俊
「変動する世界情勢のうちにある日本婦人の使命」
研究討議
第4回
昭和43年12月
「当面する教育行政の問題」 井内 慶次郎
「今後の恩給問題」 大屋敷 行雄
「大地の心」 氏家 壽子
研究発表  
第5回
昭和44年10月
「学校教育の諸問題」 奥田 真丈
「大学紛争に寄せて」 関   之
研究発表  
第6回
昭和45年10月
「近ごろ思うこと」 俵  萌子
「教育の諸問題」 徳山 正人
研究発表
調査事項の報告
第7回
昭和46年11月
「最新の教育の動向」 柴沼   晋
「女教師への期待」 仙波 千代
【現在の教育が特に要求する基本能力とは何であるか】
第8回
昭和47年6月
「社会教育と学校教育の関連性」今村 武俊
「これからの本会を語る」
【女教師各層における使命を探る】
【婦人教頭は校長に順次昇任しているか】等 
第9回
昭和48年6月
「教育の諸問題」  鈴木  勲
「恩給について」 八田 貞義
【学校運営上婦人教師のチームワークについて】
【女教師退職の年令及び理由】他2件
第10回
昭和49年6月
「初等中等教育の改善」  松浦泰次郎
「生涯教育と女教師の役割」 金原ちえ子
【教員の資質の向上と財務上の問題】他1件
【OBの社会進出の実態について】
第11回
昭和50年6月
「諸外国の教育行政と教育の諸問題」 柴沼 晋
「ドイツ日本人学校副校長としての8カ年を語る」 打越 秀
【OBの地域社会における活動状況】
【支部状況の発表】
第12回
昭和51年6月
「現段階における教師の責務 」 浦山 太郎
「アメリカと印度とユダヤ」  升本 順子
【現代教師の教育の課題と使命】
【教育女性連盟発展途上における支部の実状と隘路】
第13回
昭和52年6月
「当面する教育の諸問題」      高石 邦男
「東南アジアからみた日本女性」 林  園子
【「ゆとりある教育」の実現のために】
【育児休業の現状】
【支部の研修活動】
第14回
昭和53年6月
「当面する教育の諸問題」 加戸 守行 
「人間教育の問題とは何か」 高瀬 廣居
【豊かな人間性を養うために】
支部状況報告 (定年制を含む)
第15回
昭和54年6月
「当面する教育の諸問題」 阿部 憲司
「15周年を回顧して」 波頭 タ子
【学習に歓喜と希望をもたせる具体案】
支部状況報告
第16回
昭和55年6月
「これからの教育」 熱海 則夫
「青少年の心に触れて」 江幡 玲子
【実力愛情使命感にあふれた女教師への努力】
支部状況報告 
第17回
昭和56年6月
「日本への回帰」 小田村寅次郎
「婦人教育の現状と課題」 志熊 敦子
【家庭の立場学校の立場社会問題の立場】 
支部状況報告  愛知、群馬、埼玉
第18回 
昭和57年6月
「教育の諸問題」  遠藤 昭雄
「はまゆうの詩」 漆原 智良
研究発表
支部状況報告   新潟、愛知、埼玉
第19回
昭和58年6月
「生徒指導の課題」 崎谷 康文
「85歳の生きがい」 島津 久子
【教師の使命感と実力の向上】他2件
意見交換
第20回
昭和59年6月
創立20周年記念  研修大会並びに総会
記念講演「現代の教育の諸問題」 海部 俊樹
祝賀会
【今後 会の活動をどのようにして 盛り上げたらよいか】
第21回以降の記録はこちらでご覧ください。

講師の先生方

今村  武俊(いまむら たけとし) 先生
 結成当時は、文部省初等中等教育局地方課長。その後、社会教育局長、管理局長、初等中等教育局長、学術国際局長を歴任。
 その後、鹿児島女子大学学長、鹿屋体育学校学長を勤めた。

塩 ハマ子(しお はまこ) 先生
 結成当時は、文部省社会教育局婦人教育課長。我が国の婦人社会教育のリーダーとして活躍された。

井内 慶次郎(いない けいじろう) 先生
 文部省大臣官房会計課長。その後、 文部省初等中等教育局審議官 大学局長、学術国際局長を経て文部事務次官。退官後、 国立教育会館館長、東京国立博物館長を務めた。

大屋敷 行雄(おおやしき いくお) 先生
 当時、総理府恩給局恩給問題審議室長。

氏家 壽子(うじいえ ひさこ) 先生
 家政学者。その後、日本女子大学名誉教授;大阪青山短期大学副学長を務めた。

奥田 真丈(おくだ しんじょう) 先生
教育学部出身としてキャリア枠で文部省入省。官房審議官、初等中等教育局審議官。退官後、東京都立教育研究所所長、関東教育学会会長を歴任。 国立教育研究所の評議員。

高瀬 廣居 (たかせ ひろい) 先生

 僧侶(浄土宗)。日本放送協会に入局、「国会討論会」他、政治・社会番組のプロデューサーを務める。その後ニュースキャスター。ラジオ関東常務取締役、放送批評懇談会理事長。講話塾「全国疏石会」会主。拓殖大学客員教授、拓殖大学理事。

海部 俊樹(かいふ としき) 先生


 衆議院議員(16期)、労働政務次官(第1次佐藤第2次改造内閣 - 第2次佐藤内閣)、内閣官房副長官(三木内閣)、自由民主党国会対策委員長(第21代)、文部大臣(第98・107代)、自由民主党総裁(第14代)、内閣総理大臣(第76・77代)、大蔵大臣(第95代)、新進党党首(初代)などを歴任した。講演してくださったころは、1度目の文部大臣を終えられた元文部大臣としてであった。