第59回研修大会報告
第59回全国教育女性連盟研修大会は令和6年6月1日(土)・2日(日)に開催されました。
研究主題 「未来を共に拓く」 〈第1年次)
─多様性を理解し合い、豊かに生きる─
◎研究主題について
近年、私達は気候変動に伴う自然災害、感染症、不安定な世界情勢等、様々な課題に直面している。激変する環境の中で、人とのコミュニケーションのあり方や行動様式も様変わりし、私達が本来持っている力や人間性も失われつつあるのではないかとさえ感じる。
さて、昨年度の研修大会の懇談会では、教育の変遷をたどり、 「時代が変わっても伝えていきたいこと」で、昔から大切にしている命や人との繋がりなど人として基本的なことを伝え育むことが大切であると改めて学ぶことができた。
そこで、どんな時代に生きようとも、私達は、これから、何が起こるかわからない、先が見えない世界を、子供達も大人も皆、未来を見据えて前向きに生き抜くことが大切であると考え、研究主題を「未来を共に拓く」と設定した。
年々社会の変化が激しくなり、人間の生活が便利に豊かになっている反面、人との関わりや互いを認め理解し合うことが薄れている。子供の不登校も増加し、いじめもなくならない。他の人の思いや痛みを理解し、感じ取ることが大切であると考え、サブテーマを、 「多様性を理解し合い、豊かに生きる」と設定した。理解を広めるために、私達に何ができるのか考えていきたい。
私達は今後も社会に関心をもち、社会に参加し、人間を愛し、未来を信じ生涯学び続ける人間のあり方を目指していく。
講演
演題 「個別最適な学びと協働的な学びを一体的に図る授業の具体」
講師 関西外国語大学英語キャリア学部教授 直山木綿子先生
演題 「教育経験格差」
~不登校・定時制の『その後』に待ち受けるもの~
講師 文部科学省国立大学法人支援課 藤井 健人 先生
研究発表
実践発表 「学校再生への道」
~校内研究を学校改革の中軸に五年間の軌跡~
葛飾区立小松南小学校校長 杉田綾美 先生
指導教諭 飯塚美田希 先生
実践発表 「個別最適な学びと協働的な学びを実現する算数科指導」
~ICTの効果的な活用を通して~
埼玉県川越市立新宿小学校長 浅見浩子 先生
教育懇談会
1、テーマ
「未来を共に拓く」 (第1年次)
~多様性を理解し合い、豊かに生きる~
2、視点
○ 他者を理解しながら、人との関わりで配慮していることは
総会報告
一、開会
二、会長挨拶
三、議事
総会議長は愛知支部舟橋尚女会員と副会長細野千尋が勤めました。
①令和5年度事業報告
②令和5年度決算報告
③会計監査報告(監査富田記久子より)
会員の審議の後、承認されました。
④令和6年度事業計画(案)審議
⑦令和6年度予算(案)審議
会員の審議の後、承認されました。
四、役員・常任理事の紹介
「規約と組織」に令和6年度の役員・常任理事名を掲載しています。
五、閉会