教育女性連盟の役割

会長 大倉喜代美

 第五十八回研修大会を無事に終え、早速事務局では来年度の研修大会に向けた準備を進めてきています。研究主題設定、講師・実践発表校の選定等々、充実した大会にするために知恵を出し合った話し合いを重ね、形が出来つつあります。

 さて、今年もすさまじい猛暑に見舞われましたが、それに負けないほどの熱いエネルギーをいただいた出会いがありました。
 その一つは、樋口恵子先生、坂東眞理子先生の『どっこい人生対談=老いも若きも七転び八起き』に参加できたことです。樋口先生からは「老いこそ個性的であり、不自由になるところは人それぞれ。目が見えづらくなれば眼鏡を、耳が聞こえづらくなれば補聴器を、歩きづらくなれば杖を…と、老い方に対応していけばいい。ただ、その多様性をお互いに理解し尊重することが大切。」などと、いつもながらの軽妙でユーモアあふれる中にも大切な教えがある樋口節が聞かれワクワクしました。坂東先生は「高齢者が生き生きとした生き方をするためには、自分から周りと関わっていくことが大切。〈今日用〉 〈今日行く〉 という言葉が今言われているが、自分から用を作る、自分から進んで行くことが大事。自分の人生を引き受ける覚悟が必要。」など力強い言葉をお聞きしました。社会に関心を持ち、社会に参加し、人間を愛し、人生百年時代を生きる初代のモデルを築いていくことを目指している女性連盟の姿勢と重なり、改めて私達が進めていることに自信と誇りを持てました。
 二つ目は、『全国公立小中学校女性校長会研究協議会山口大会』に参加したことです。学校現場が抱えていることがどれだけ厳しく大変なことかを知り、それでも現役の女性校長先生方の熱い思い、明るいパワーに圧倒されながら、私達の役割をしっかり考えていかなければと身が引き締まりました。

 季節は確実に動いています。
 とにかく私達自身が元気に前向きな生き方をしながら子供達の幸せな育ちを願うことで、自ずと私達の役割が見えてくるような気がしています。

     【校門へ かけ行く子等の 息白し  喜代美】

誇りある教育女性連盟

会長 大倉喜代美

 第五十八回研修大会並びに総会が無事に終了いたしました。文部科学省総合教育政策局教育人材政策課長後藤教至様初め、多くのご来賓のご臨席を賜り、また会員の皆様を初めご参集頂きました多くの皆様と感動ある学びを共有することが出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

 一日目には昨年に続き、直山木綿子先生をお迎えしました。新しい教育が真に目指している内容をエネルギッシュにユーモアを交えながらも、大切なことをしっかりと抑えたご講演で、久しぶりに授業を受ける子供のようにワクワクしながら主体的に楽しく学びました。
 二日目は吉川稲先生(名字の吉:正しくは土に口)のご講演で、人との出会いに感謝し、常に先見の目を持ちながら力強く走り続けた生き方を学び、大きな刺激を受け、挑戦への意欲が沸いてくる思いでした。目の前にお立ちになった先生のオーラに圧倒されながら、感動的な時間があっという間に過ぎていきました。
 実践発表では、台風の影響を受けながらも駆けつけてくださった清水智子先生、纐纈みどり先生からご報告頂きました。両校とも育てたい子供の具体的な姿の実現に向けた意欲的な実践で、楽しんで主体的に取り組んでいる子供の姿が見られました。長い間のコロナ禍にあっても、学校現場では子供達へのよりよい教育のために日々研究を重ねていらっしゃることに頭が下がる思いでした。
 教育懇談会では、話し合いの視点「時代が変わっても伝えていきたいこと」に沿って、どのグループでも時間ギリギリまで話が盛り上がりました。皆様がいかに日々社会貢献を初め、様々なことに興味関心を持ち、心豊かに生活を送られているかを伺い知ることが出来ました。

 さて私はこの度の総会において会長という重責を仰せつかりました。水上前会長初め歴代の会長の皆様が脈々と築かれてこられた伝統・志を引き継ぐことに誇りを持ち、更なる本会の発展に力を尽くしてまいります。社会の大きな変化の中にあって、女性連盟としての役割を考えた時、不易と流行の考え方を大切にしながら、事務局一同知恵を絞り、創造力を働かせながらより良い方向に進んでいく所存です。
 今後とも皆様の温かく熱いご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

     【朝顔や 去年(こぞ)の種継ぐ 今朝の花  喜代美】 

前会長 あいさつ

感謝無限大!!

前会長 水上芙佐子

 全国の会員の皆様のご協力と諸先輩方のご支援他、多くの皆様方のお力添えを頂きながら、無事に任務を終えることができました。心から感謝申し上げます。九年前、女性連盟創立五十周年記念の会で、講師樋口恵子先生は「人生百年役立ちて生きる」とお話しされました。歳を重ねる毎に女性連盟にとっても、私自身にとりましても、大切な生き方の指針となったのであります。

 そして、今年度は女性起業家の吉川稲様をお迎えして、大変有意義なお話を伺う事が出来ました。私財を投じて奨学金事業を立ち上げたというお話は、まさに「人生百年役立ちて生きる」を体現されていらっしゃる姿、と感銘を受けました。「出会い」と「頂いたご恩」に感謝を忘れないという心は人間の生き方として、決して忘れてはならない大事なことと私は捉え、改めて自らの心に刻みました。
 遺伝子学者の村上和雄氏は「見返りを求めず一つのことに打ち込んでいると、それまで眠っていた遺伝子『オン』に成る」と言っています。私は、女性連盟で学びのスイッチを「オン」にさせて頂きました。
 女性連盟のテーマであります「輝いて生きる」を、私もこれからの人生の目標として、心新たに「スイッチ・オン」を掲げ続け前進してまいります。素晴らしい生き方へとお導き頂いた全国教育女性達盟の関係全ての皆様に、心から感謝申し上げます。この気持ちは「無限大」です。

 世界の情勢はまだまだ混沌としています。今こそ女性の力を、日本にいや世界に発揮すべき時なのではないでしょうか。
 これからは大倉新会長のもと、皆様のご支援も賜りまして、女性連盟のますますのご発展を心からご祈念申し上げます。